「育休中に何か資格を取りたい」
「せっかく仕事を離れている期間だから、今後につながる勉強をしたい」
そんなふうに考えている人もいるのではないでしょうか。
私が1人目の育休中に挑戦したのが、保育士資格でした。
といっても、
「昔から子どもが大好きで、保育士になるのが夢でした!」
……というタイプではありません。
むしろ逆です。
もともと特別に子どもが好きなタイプではなかったからこそ、自分が妊娠して、
「私、ちゃんと子どもを育てられるんだろうか?」
と不安になりました。
そこから始めた保育士の勉強。
1年目は筆記試験のうち1科目だけ不合格。
2年目にはすでに職場復帰していましたが、通勤時間を使って残り1科目を勉強し、筆記試験に合格。その後、実技試験にも合格しました。
資格を取ってすぐ保育士になったわけではありません。
でも数年後、思いがけずこの資格が「英語を使って働く」ための選択肢にもなりました。
この記事では、育児をしながらどうやって保育士資格を取ったのか、実際の経験を書いてみます。
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育休中に保育士資格を取ろうと思った理由
子どもが好きだったからではなく、「ちゃんと育てられる?」が始まり
保育士資格を意識し始めたのは、1人目を妊娠して、産休・育休に入る頃でした。
初めての妊娠。
それまで特別に子どもが好きだったわけでもなく、子どもについて詳しいわけでもない。
そんな私が、もうすぐ母親になる。
「産んだら、ちゃんと育てられるものなんだろうか?」
そんな不安がありました。
だったら、子どもの発達や保育について一度きちんと勉強してみようかな、
大卒なら受験資格あるようだし
どうせ勉強するなら、形として残る資格にしてしまおう。
そう考えて、保育士資格を意識はしていました。
生まれてみたら、かわいい。でも「どう育てるか」はわからない
そして、実際に子どもが生まれました。
かわいい。
それはもう、想像していた以上にかわいい。
ただし、
かわいいことと、どう育てればいいのかわかることは別でした。
授乳、睡眠、予防接種、離乳食、発達……。
赤ちゃんをただ育てるだけでも、とにかく調べることが多い。
特に初めての子育てなので、何かあるたびに本やネットを見ていました。
離乳食ひとつとっても、
- これは何か月から食べられる?
- どのくらいの大きさにする?
- 量はどのくらい?
- アレルギーは大丈夫?
と、知らないことばかり。
そんな毎日の中で思ったんです。
「これだけ子どものことを調べるなら、もうちゃんと保育士の勉強をした方がいいのでは?」
そこで、本格的に保育士試験の勉強を始めることにしました。
赤ちゃんを育てながら、保育士の通信講座で勉強開始
3時間ごとの授乳。その間が私の勉強時間になった
これは完全に子どもの個性なので、誰にでも当てはまる話ではありません。
ありがたいことに、うちの子は比較的よく寝る赤ちゃんでした。
お乳を飲む。
寝る。
そして、だいたい3時間後にまた授乳。
ということは、
1回お乳を飲んで寝たら、次の授乳までの時間が現れる。
もちろん、その間に家事もするし、自分も休みます。
毎回3時間ずっと勉強できたわけではありません。
でも、
「寝た。今ちょっとやろう」
と、細切れの時間を勉強に使うことができました。
通学ではなく、ネットで受講できる保育士講座を選んだ
赤ちゃんがいるので、決まった曜日・時間に学校へ通うのは現実的ではありませんでした。
そこで私が選んだのは、自宅で受講できる保育士試験対策の講座です。
動画を視聴しながら勉強できたので、
- 赤ちゃんが寝たら見る
- 途中で起きたら止める
- また時間ができたら続きを見る
というやり方ができました。
今振り返っても、育児中の私にはこの「中断しても大丈夫」という勉強方法が合っていたと思います。
育休中に資格を取ろうと思っても、赤ちゃんの生活は予定通りにはいきません。
だから私は、毎日決まった時間に通う方法より、自分のタイミングで進められる講座の方が続けやすかったです。
保育士試験対策の通信・オンライン講座はいくつかあるので、料金だけでなく、動画講義の有無や教材、サポートなどを見て、自分が続けられそうなものを選ぶのがおすすめです。
保育士試験は一発合格を目指さなかった
1年目は「子どもの食と栄養」だけ不合格
勉強を続けて、1年目の保育士試験を受験しました。
結果は、
「子どもの食と栄養」だけ合格点に届かず。
それ以外の筆記科目は合格しました。
あと1科目。
「惜しい!」とは思いましたが、それほど落ち込みませんでした。
なぜなら、最初から一発合格にこだわっていなかったからです。
「合格点だけ取ればいい」「3年以内に取ればいい」
私の保育士試験の目標は、とてもゆるいものでした。
満点なんていらない。合格点を取ればいい。
そして、
一発で全部合格しなくてもいい。
保育士試験では、合格した筆記科目について一定期間の免除制度があります。
だから私は、最初から「使える制度を使って、3年以内くらいに全部取れればいい」と考えていました。
このくらいの気持ちだったことが、逆によかったと思います。
赤ちゃんが寝ない日もある。
自分が疲れて何もしたくない日もある。
育児中は、自分の予定だけでは動けません。
そこで、
「今日も勉強できなかった」
「今年絶対に全部受からなきゃ」
と思い続けていたら、私はたぶん途中で嫌になっていました。
資格取得を育児とは別の「もう一つの義務」にしない。
これが、私には合っていました。
保育士の通信講座は「自分が続けられるか」で選ぶ
これから保育士資格を取ろうと思っているなら、講座は一つだけ見て決めず、いくつか比較してみてもいいと思います。
特に育児中なら、
- スマホで勉強できるか
- 動画講義があるか
- 1回の講義が長すぎないか
- 質問や添削などのサポートがあるか
- 費用はいくらか
など、「有名な講座か」より「自分の生活の中に入れられるか」が重要です。
資料や講座内容を見比べて、「これなら赤ちゃんが寝ている間にもできそう」と思えるものを選ぶのがおすすめです。
講座によって教材や学習スタイルも違います。時間に余裕があるときに、複数を見比べてから決めても遅くありません。
2年目は職場復帰。残り1科目は通勤時間に勉強した
1年目の試験が終わり、翌年には私はすでに職場復帰していました。
育休中とは違い、仕事をして、帰ったら子育て。
家でまとまった勉強時間を取るのは難しくなりました。
ただ、1年目にほかの筆記科目には合格していたので、残っていたのは「子どもの食と栄養」だけ。
そこで今度は、通勤時間を勉強時間にしました。
電車の中などで、残っている科目だけを勉強。
そして2年目。
無事に残りの筆記科目にも合格しました。
その後、実技試験も受験して合格。
こうして、育休中に始めた保育士資格の勉強を、職場復帰後まで続けて終えることができました。
育休中の資格取得は、すぐキャリアに使わなくてもいいと思う
保育士資格を取った。でも私はしばらく使わなかった
資格を取ったからといって、私はすぐに保育士へ転職したわけではありません。
取得後も、それまでの仕事を続けました。
そのため、せっかく取得した保育士資格は、
しばらく一度も仕事で使いませんでした。
「せっかく取ったのにもったいない」
と思う人もいるかもしれません。
でも私は、資格は取ったらすぐ使わなければ意味がないとは思っていません。
そのときは必要なくても、数年後に自分の状況が変わったとき、選択肢を増やしてくれることがあります。
数年後、「せっかく持っている資格だから使ってみよう」と思った
その後、私には正社員として働いていない期間がありました。
そこで思ったのが、
「せっかく保育士資格を持っているんだから、一度くらい、この資格を使った仕事をしてみよう」
ということでした。
そして、もう一つ考えました。
私は英語も勉強してきた。
だったら、
保育士資格+英語
という組み合わせで仕事を探してみたらどうだろう?
そこで見つけたのが、インターナショナルプリスクールでの保育士の仕事でした。
保育士資格を取ろうと思った当時は、まさか将来それを「英語を使う仕事」に使うとは思っていませんでした。
育休中に取った資格が、後から仕事の選択肢になった
振り返ってみると、私の保育士資格取得はかなりゆるいスタートでした。
「保育士になりたい!」
という明確なキャリアプランがあったわけでもありません。
ただ、
「初めて子どもを育てるのが不安だから、勉強してみよう」
と思っただけ。
赤ちゃんが寝たら、少し勉強する。
1年目に1科目落ちる。
職場復帰する。
通勤時間に残った1科目だけ勉強する。
そして2年目に合格する。
資格を取ったあとも、しばらく使わない。
でも数年後、その資格が新しい仕事への入口になりました。
だから、育休中に資格取得を考えている人には、
「この資格を取ったら、すぐ転職しなきゃ」
とまで考えなくてもいいんじゃないかな、と思います。
今の自分にできる範囲で、少しずつ。
将来の選択肢を一つ増やしておく。
私にとって保育士資格は、そんな資格になりました。
次回:保育士資格×英語でインターナショナルプリスクールへ
では、実際に保育士資格を使って仕事を探したらどうだったのか。
私はその後、インターナショナルプリスクールで保育士として働きました。
英語は実際どのくらい使ったのか。
仕事内容は?
普通の保育園とは何が違う?
そして、実際に働いてみて感じた保育士という仕事の大変さ。
次の記事では、求人探しから実際の仕事内容まで、経験したことをまとめます。
▶ 英語を使った仕事①|インターナショナルプリスクール保育士として働いた体験談
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保育士として実際に働いたときの給与については、こちらの記事にまとめています。

